レジン とはなんぞや?
英語では樹脂のことを「 レジン 」、じゃあそもそも樹脂とは?
木の樹脂のこと。
松脂(マツヤニ)などのこと。
松脂などが化石化すれば琥珀になります。
ですが、アクセサリーで使用する樹脂は、合成樹脂です♪
合成樹脂について
一般的に合成樹脂と呼ばれているものは、日本語でプラスチックと呼ばれているものです。
なんと、合成樹脂から紡糸された繊維は合成繊維なんですね~。
その他にペットボトル、浴槽や発泡スチロールなんかも合成樹脂。
その合成樹脂の中でもレジンと呼ばれているものが
・UVレジン
・エキシポレジン
・コンポジットレジン
などがあります。
Studio*Askで使用しているものは
“UVレジン”
です。
UVレジンとは?
UVレジンとは、紫外線硬化樹脂のことです。
漢字の通り、紫外線で硬化する樹脂のこと。
樹脂と硬化剤が混ざっている、一液だけで楽しめる樹脂です。
今では2.3分、早ければ数十秒で固まるものもたくさん出ていますよね~。
紫外線は太陽からも、もちろん出ています。
ですので、作品を作るときにわざわざUVランプやLEDランプを買わなくても作れます。
気の短い私はランプを使ってしまいますけど!
一液性アクセサリー用レジン
アクセサリー用に市販されているレジンの成分は「特殊アクリレート樹脂」なんだそうですけど、これが曲者。
なんと、日本語の「プラスチック」と同じように幅広く使われている単語なんだそうです。
商品ごとに樹脂と硬化剤の種類や配合が違うので、柔らかいレジンやハードなレジンがあるわけですね。
成分がわかれば作れるんでしょうけど、まぁ配合などは企業秘密なんでしょうね。
餅屋は餅屋。配合も面倒なので、買います。
利点・欠点
アクセサリー用のUVレジンの利点と欠点は…
利点:一液だけで仕上がる、短時間で固まる
欠点:単価が高いため大きいものを作るのに躊躇する、黄変しやすい、
厚くすると固まりにくい
ジェルネイル
そして、ネイルのジェルもUVレジン。
でも、爪に使うレジンなので、身体に特に害のないものが使われているそうです。
型どり用
そして、型を作る際に使える樹脂でもあります。
模型や医療用の型どりにも使用しているそうです。
エキシポレジンとは?
エポキシレジンとは、熱硬化性樹脂のことです。
こちらは勝手に化学反応で固まります。
樹脂と硬化剤が別々の、二液性レジンのことです。
大きさや厚みにもよりますが、2日から5日で固まるようです。
2液性アクセサリー用レジン
2004年に初めて作った箸置きにエキシポレジンを使ったのですが、とにかく固まるのが早くて、焦りながら作ったのを覚えています。
まだそのころは二液性しかなかったようです。
1990年代には、このエキシポレジンを使用してアクセサリーや小物を作って売っていた人もいるようですね。
利点・欠点
アクセサリーや机などの大物用レジンの利点と欠点は…
利点:透明度が高い、黄変しにくい、単価が安いので大きいものに挑戦できる
欠点:撹拌がうまくいかないと固まらない、固まるまで時間がかかる、
混ぜると発熱するので注意が必要
そのほかのエポキシ樹脂
耐性、耐水性に優れていることから絶縁体として使われることも多いそうです。
また、接着剤や塗装にも使われているとのこと。
コンポジット レジン
コンポレットレジンとは、歯医者さんで小さい虫歯があると削ってから使う、樹脂の詰め物。
あの白い詰め物、レジンだったの~!?と初めて聞いた時は衝撃を受けました。
マウスピースにもレジンが使われているものがあるそうですが、また違う種類だそうです。
知り合いの歯医者さんに、私の仕事がレジン講師と話したら、
「卒論でレジンの研究をしていたわ~!ふふ、懐かしい♪」
と話されていました。
ご年齢から推測すると、本当に研究されていたころだったので、…先駆者だったんですね~!!
その他の レジン
他にもポリエステル樹脂だの、コンクリート樹脂など身近にたくさんあるようですが、難しいので割愛。
まとめ
Studio*Askで使用しているレジンは、お花を入れるときは透明度が高く、粘度が高く筆で塗りやすい、レジュフラワー協会の「レジュレ」を使用しています。
お花を入れない場合は硬化の早い「星の雫」を使用しています。
それぞれ、使用しやすいように配合されているレジン。
ご自分の好みのレジンを見つけることができるといいですね~!